例えばこんな日常・1

バショウとブソンは、ロケット団特務工作部所属の工作員。
街中で一般人に紛れて普通の生活をしていますが、別の顔を持つ裏社会の人間です。
ポケモンに関する情報収集や、関係機関への工作活動、破壊活動などを主に担当しています。
周囲には「兄弟」と偽り、アパートの一室で二人暮しの真っ最中。でも、「普通」を演じる事ほど難しいものもありません。


2人のアパートは、ジョウト地方はコガネシティにある住宅街の中。天窓のついた最上階の屋根裏部屋で、ごく自然に兄弟として暮らしています。
人の多い街の方が、彼らのような連中には都合がいいようです。

兄を演じるブソンは、大手車両工場の整備士。
重機や特殊車両の最新技術を、密かに調べて回っています。
弟のバショウは大学の学生。
学内の資料や端末を使って、様々な情報を集めています。


バショウは、大変地味で目立たずさえない大学生です。
スポーツが出来るわけでもなし。成績が優秀なわけでもなし。ポケモンバトルが強いわけでもなし。
物静かで大人しい、ごくごく普通の学生を演じています。

手持ちポケモンは、ロケット団のグラエナ。
「周囲に気にされない人間」でなければならない彼は、絶対に目立つ事は出来ません。だから、ハガネールでバトルなんてもってのほか。
バショウは、「弱すぎて誰もバトルの相手をしてくれない」ひ弱な学生なのです。


ブソンは、ちょっとガサツだけど真面目な整備士です。
でも、本当は気性が荒く粗野で乱暴な男。そんな自分をひたすら隠して、車両工場に紛れ込んだのです。

手持ちポケモンは、なんとプリン。
工場仲間とのバトルをエアームドで連勝し勝ち誇る姿に、バショウがエアームドに代わって渡したポケモンです。

「目立つ事はしないよう言ってあるでしょう。これからは、そのプリンを手持ちにして下さい」
「ああっ? ふざけんなっ。誰がこんなピンクのチャラチャラしたポケモンなんか…っ!」

結局、強引に持たされてしまいました。