ファイティング運動会・3
バショウとドミノのボール運び競争。
冷静沈着なこのペアは、ボールの動きを正確に読みながら手堅く進む。危なげない走りで一着ゲット。
さすがは精鋭の揃った特務・機動班チーム。この後も、運動能力の高いコサブロウが障害物競争で。人当りのいいコジロウが借り物競走で。共に一着を取る快挙を成す。
ここまではミスもなく、トップを独走中。
次のプログラムはチーム別玉入れ競争。カゴを一人が支え、残りのメンバー全員で玉を入れていく競技だ。
ここで初めて、ブソンとタツミが揃って出場する。
大丈夫だろうと楽観視する者。心配でたまらない者。そっと様子をうかがう者。そんな中で、競技開始の合図が大きく鳴った。
ところが、しょっぱなからブソンが暴投。
思いきり上へ投げたつもりの玉が、手をすっぽ抜けて水平にタツミにヒット。力まかせだったために、玉の当たり方も音も痛々しいほど派手である。
出鼻をくじかれ怒るタツミ。
しかし、ブソンは悪びれた様子も見せずヘラヘラと謝罪。それがますます腹立たしくて、とうとうタツミは激怒する。
ブソンの体を狙って投げつけた玉は、勢いよく音を立てて背中に命中。
怒りにまかせてワザとやったため、相当の力がこもっていたらしい。両手両ひざを地面につけ、ブソンは痛みでしばらく動けない。
とうとう競技である事を完全に忘れた二人。